2026/10/30 23:32
今日の及鉄鋳造所宝鉄堂は型を挽き、そして鉄瓶を漆とお歯黒で着色をしてました。
南部鉄瓶の作り方は大きく二つに分けると、江戸時代からの伝統的製法の焼型と機械で作る現代製法の生型の鉄瓶が有ります。
及鉄鋳造所宝鉄堂は伝統的製法の焼型で作り、焼型は古来から行われている挽き型の鋳造製法で砂の粒度を変えながら砂と粘土水(はじろ)を混ぜて木型で挽きます。木型は今は金属で鉄瓶の形を作りますが昔は木で作っていてその名残で今も木型と言ってます。
焼型の砂は手作業で振るいに掛けて手間を掛けて作り表面はマネと言う粉のような粉状の砂と粘土水を混ぜて挽き、その上にへらで一つ一つ丁寧に模様を押して作り、鋳肌をそのデザインによって肌を打ちます。
鋳型は上下が有り、その中に注ぎ口と鉉の鐶付も組み入れて作り、鋳型を完成するのには時間が掛かります。そして丁寧に時間を掛けて作られた鋳型の鉄瓶は唯一無二の趣のある鉄瓶を作る事ができます。
一方現代製法の生型製の鉄瓶は、同じような模様やデザインの鉄瓶を機械で短時間で作る事が出来るので、価格も安く抑えられ、スタイリッシュな形の鉄瓶を作ることができます。
只、お湯を沸かすだけの道具としての鉄瓶なら生型製の鉄瓶でも宜しいですが、長く使い、日本の伝統文化を感じ、本当の南部鉄瓶の良さを感じるのなら価格も高くなりますが焼型の鉄瓶です。
このブログで鉄瓶の見分け方の参考になればと思ってます。


