2026/10/13 21:17
今日の及鉄鋳造所宝鉄堂は鉄瓶を一つ一つ丁寧に釜焼きをして酸化被膜を付ける金気止めの作業をしてました。
南部鉄瓶の釜焼きのする金気止めの工程は重要な作業で鉄瓶を赤錆から守ってくれます。鉄瓶の良し悪しを決める見方としてしっかりした方法で釜焼きをしているかが良い鉄瓶を見極める一つの方法でも有ります。
釜焼きは明治時代から行われている伝統技法で、酸化被膜を付けて、鉄が直接水と酸素に触れるのを妨げます。 一方大量に作る工場や工房では電気炉で焼く所が多く、電気炉で焼いた鉄瓶は木炭で焼くのと比べて酸化被膜が薄く作られます。
酸化被膜を付いても直ぐに赤錆が出来る理由は
一度に多く並べて焼くため、ムラが多い
電気炉で焼くため酸化被膜が薄し
酸化被膜に亀裂が出来やすい
などが上げられ、その隙間から水が浸入して赤錆が発生します。
及鉄鋳造所宝鉄堂は先人達が積み上げてきた伝統的方法で粘土で焼いた火室に木炭を燃やして800度位の温度で焼き藁を乗せてムラが出来ないように一つ一つ鉄瓶を焼きます。
そして木炭で焼いた鉄瓶の酸化被膜は電気炉で焼いた鉄瓶と比べ厚みのある酸化被膜が育ちます。
安価鉄瓶はその工程を簡単に行うのでそれを加味して鉄瓶を選ぶのも選び方の一つです。


