2026/09/22 21:22

 砂鉄鉄瓶は原材料に砂鉄を溶かして鉄を取り出した銑を入れて溶かした鉄で作った鉄瓶で、から取り出した銑は入手は難しく、またそれから鉄瓶を作るにも熟練した技術が必要とされる鉄瓶です。

 江戸時代に砂鉄が原料のたたら製鉄が行われた頃の鉄瓶は砂鉄鉄瓶で明治期から熔鉱炉の発展で鉄鉱石から鉄を取り出しようになって徐々に材料が溶鉱炉から取り出される銑に変わっていきました。砂鉄銑を作っていた頃は不良が多く熔鉱炉が発展してからは不良が改善されてきたと資料に書いてありました。
 多くの南部鉄瓶は鋳鉄製で、機械製品の鋳鉄と比べてカーボン(炭素)の割合が多く機械製品と比べると柔らかい部類の材質になり、砂鉄製はカーボンの割合も少なく砂鉄は不純物も少なく(産地で異なる)その組織は普通鋳鉄より密な組織になり硬い材質になり、組織が密なので錆に強い性質があります。それでも鉄なのでやはり錆ます。
 及鉄鋳造所宝鉄堂の砂鉄製鉄瓶は初代及川鉄の時代から砂鉄銑から砂鉄鉄瓶を作り、今は2代目鉄及川栄喜がそれを受け継ぎ、砂鉄を含む材料を厳選して、高度な技法で砂鉄製鉄瓶を作ります。