2026/08/24 20:24

 南部鉄瓶本来の伝統的製法の焼型で作る鉄瓶と現代的製法の生型製の鉄瓶は世間の人には中々その違いが伝わらず、現代的製法の南部鉄瓶も伝統的鉄瓶と同じ物と思われ、及鉄鋳造所宝鉄堂の作業風景を通して本来の南部鉄瓶の作り方を紹介します。

 現在売られている南部鉄瓶は現代製法で作られた鉄瓶が多く占め、価格も購入しやすく、マスコミ等でも取り上がられのが現代製法の生型製の鉄瓶が多く、イメージも今は現代製法の生型製の鉄瓶が南部鉄瓶のイメージが強いと思います。
 及鉄鋳造所宝鉄堂の鉄瓶の作り方は江戸時代から続く伝統的製法の焼型で作り、完成するまで多くの工程が有り手間と時間を掛けて南部鉄瓶を完成させます。
 そこで今日の及鉄鋳造所宝鉄堂のリアルな伝統的製法の作業を紹介します。
 今日のお昼に及鉄鋳造所宝鉄堂の工房に立ち寄って見ると、鋳型に油煙を掛ける作業をしてました。
 この作業を「ふすぺる」といい、この辺りの鋳物作業で使われる言葉で、他にもこうした専門用語がいろいろ有ります。
 油煙を掛ける工程は鉄を熔かして「湯」を入れる迄の最後の工程で、油煙を掛けた鋳型は中子を入れて鋳型のセットをし「湯」を入れれるようになります。油煙は昔は松の木を燻して掛けたそうですが、今は油を燃やして煙をかけます。そうする事により「湯」が鋳型と接する時焼き付けを起こさず、鋳型を高温の鉄から守ってくれます。
 昔はこうした作り方で鉄瓶を作り、この作り方は手間が掛かり生産性も悪く、また一人前の職人になるのに最低10年は掛かると言われ、焼型の職人の人数もどんどん減少してます。
 そうした中及鉄鋳造所宝鉄堂は今も伝統的製法を守り愚直に南部鉄瓶を作ります。