2026/08/12 20:05
一般的な鉄瓶の価格は2万円前後ですが、それらの鉄瓶は機械で作る生型製の鉄瓶で、江戸時代から作られる本物の焼型製の鉄瓶はそれより高価になり高い物で十万を超えます。
機械で作る生型製の鉄瓶は一日に多く生産する事が出来て一般的に大手鋳造メーカーから売られている物が多く価格も2万円前後で普通にお湯を只沸かすだけならそれでも十分です。
価格が高い鉄瓶は焼型で手作業で作り手間と時間が掛かる為価格もそれ相応になります。
生型製の鉄瓶と焼型の鉄瓶はどう違うか簡単に五つのポイントで説明します。
1・注ぎ口が違う
生型製の場合機械で加工する為直線的な形が多く、沸騰するとお湯が噴出しやすく注ぐ時も急にお湯が出やすく、音も感じず趣が無い。その代わりスタイリッシュな物が多い。一方焼型の鉄瓶は中子を入れて注ぎ口を作る為なめらかな曲線の注ぎ口を作る事ができ、注いだ時のお湯の線も自然で滑らかで、お湯が沸いた時に良い音がして、風情を感じます
2・肉厚、重さが違う
生型は砂に水分が含まれている為、肉厚を薄く作るのは難しく重くなってしまい、焼型は焼いて乾燥した鋳型で上から直接熔けた鉄「湯」を入れるので、肉厚を薄くすることができて、生型より軽い
3・鉉や鐶付が違う
生型製の鉄瓶の弦は価格的に見合う無垢鉉を使い鐶付は機械で穴を開けるので外側から差し込んではめているのが多い。焼型は鉉は中が空間になっている袋鉉で、鐶付耳は座付きでしっかり固定している物やフォルムが綺麗になる内側から入れる張り鉉など様々デザインによって合う形にする
4着色が違う
生型製の鉄瓶は合成塗料で着色しますが、焼型製は焼き付けて漆で着色します。
5・模様や鋳肌が違う
生型製は模様も付いている鉄瓶の模型に生型の砂を入れて付き固めたりプレスしたりして模様を砂型に写して作り、鋳肌はそのままの砂の肌になり、焼型は一つ一つへらで押し手作業で作り、肌はデザインに合う肌を砂と粘土水で打ちます。
10万円以上の効果な鉄瓶は鉄を注いで出来た鉄瓶を取り出す時、複雑な形状な為鋳型が壊れ一品だけの唯一無二の鉄瓶になる為高価になります。
鉄瓶を選ぶときは予算によりますが高価な物は職人の技で作られ手間と時間が掛かりそれなりの理由があります。


