2026/07/04 20:43

 南部鉄器の急須と鉄瓶を間違える方がいて、中々鉄器と触れ合う機会の少ない方はその違いが分かりづらく鉄瓶も急須も一緒に見えると思います。簡単に分けると鉄瓶はお湯を沸かす道具で急須はお茶を淹れる道具です。

 南部鉄器の急須が考案されたきかっけは、説は二つあり鉄瓶の小型な物を作って営業に持ち歩いたと言う説が有りますが、もう一つはこの羽田町でも戦後高度経済成長期に向かい、生産も焼型から大量生産の生型に変わり、鉄瓶に変わる生産性の良い物という事で、鉄瓶を小型化して一つの鋳型に2個以上作る事が出来れば生産性も上がり、鉄瓶より簡単に多く作れるという事で考案されたとも私の父から聞いています。
 それから1970年代に南部鉄器の輸出も始まり、パリの有名な紅茶屋さんが南部鉄器の急須を使われたのが今日のブームのきっかけになりました。
 南部鉄器の急須の中はホーロー加工しており、鉉は折り畳み式で中にアルミの茶こしが付いてます。
 お湯は直接沸かす事はできますが、お湯のまろやかさや鉄分などの鉄瓶の特徴を出す事が出来ません。又着色はカラーもあり吹き付けの合成塗料による着色で、お湯を沸かすには少し小さいと思います。お茶を淹れる事なら陶器の急須が優れていると思います。
 しっかりした作りの鉄瓶は中は釜焼きされ金気止めが施されこれがお湯がまろやかになる理由でも有り、鉉はしかり固定されてます。
 先ずは中を見て鉄瓶はホーロー加工の物はお勧めしません。