2026/05/04 00:01
現在の鉄瓶は鉄鉱石を製鉄高炉から作られる銑鉄を原料に作る鋳鉄製の鉄瓶が殆どですが、砂鉄を元に溶かした銑を原料に作る砂鉄製鉄瓶を及鉄鋳造所宝鉄堂では作り、OITETSU鉄瓶ギャラリーに置いてます。
及鉄鋳造所宝鉄堂の砂鉄製鉄瓶は砂鉄が含まれる材料を初代及川鉄の時代から厳選して甑で熔かし作ります。
砂鉄製鉄瓶は普通鋳鉄製の鉄瓶に比べ硬い材質に加え、焼型は肉厚が薄く、作るには熟練技術を要します。
最後の仕上げは工房によって異なりますが、表面は磨いて鉄本来に色をだします。
砂鉄は錆づらいと言いますが、錆びる事は錆び、金気止めの釜焼きは明治以降に取り入れられた方法なので、実際、砂鉄が使われた江戸時代には金気止めは行わず、鉄そのままの状態で、その為自然に黒錆や湯垢が付いたと思われます。
砂鉄製鉄瓶は技術的や貴重価値もあり高額になり、実用品というより美術工芸品になります。

