2026/04/14 21:24

 我が家の去年から使い始めた鉄瓶も、中に錆が少し出来て、輪口も赤錆が出来ています。一番目立つのはガス火が当たる鉄瓶の尻が赤く錆びてます。

 鉄は酸素と触れると錆が発生するので、鉄瓶も使っていると錆も発生します。水と酸素に触れて出来る錆は水酸化第二鉄と言い、腐食性の赤錆です。そのまま腐食が続くと鉄に穴が開いてしまいます。その為水と接触したままに鉄瓶をして置くと赤錆が発生するので、鉄瓶でお湯を沸かして使った後は鉄瓶に残った水分を飛ばして乾燥させてしまいます。
 鉄の錆に腐食性の赤錆と他に黒錆があり、この黒錆は鉄を空気中で数百度で加熱すると黒い表面被膜が形成されて、ビュスタイトやマグネタイなどの安定した酸化物で鉄の表面が水や酸素と触れるのを防いでくれます。
 この効果を利用して、鉄瓶は高温で熱して表面に黒錆を形成させて錆づらくする処理をしています。
鉄瓶を長く大切に使うと、所々赤錆も有りますが表面は黒錆が形成され鉄瓶の経年変化を楽しみながら使う事ができて、一生物の道具になります。
 鉄瓶の中の赤錆が気になる場合は、お茶を煮出してしばらく置いて見ると中のお湯は黒くなります。これは鉄のイオンとお茶のタンニンが結びついてタンニン鉄が出来ます。そしてこのタンニン鉄は表面に被膜を形成して、鉄を水と酸素から守ってくれます。