2026/02/04 21:10
前回までは鋳型と中子が出来上がり甑で鉄を熔かして鋳型に注湯する所まで紹介しました。今回はその後の工程を紹介します。
甑で熔かした鉄「湯」を鋳型に注いで冷えて固まったら、鋳型を割って出来た鉄瓶を取り出します。
取り出された鉄瓶には、砂や鋳バリが付いているので、まず中子の砂や周りに付いた砂を落とし綺麗にします。
砂が綺麗に落とされた鉄瓶は次に釜焼きをして酸化被膜を付けます。鉄瓶を数多く作る工場では電気炉で釜焼きをする所が多く、及鉄鋳造所宝鉄堂は今も木炭を燃やして釜焼きをし酸化被膜を付け、これを金気止めと言います。
酸化被膜を付けた鉄瓶は、湯口を削り、鋳バリを取って、削って、鉄瓶の形に仕上げていき、そして外側の酸化被膜はブラシで磨いて取ります。
鋳バリを削り、磨かれた鉄瓶はまた木炭で焼きます。これを火もどしといいます。
つづきは最終工程の繕いと着色になります。
現在、TVやインタネットで紹介されている鉄瓶の多くは機械で作られる生型製の鉄瓶で価格もお求め安く、これらの鉄瓶は作り方が効率良く作る為に簡略化して作られている物が多く、南部鉄瓶の伝統的製法とは異なる製造方法でここでは本来の南部鉄瓶の作り方を紹介して、作り方の違いを比べて頂き鉄瓶の選ぶ参考になって頂ければと思っています。



