2025/12/22 22:47
江戸時代からの伝統的製法の焼型は手作業で多くの工程が有り手間が掛かる作り方なので、今では焼型で南部鉄器を作る工房は少なくなり、焼型で制作しない工場や販売だけの所でも焼型の作り方を説明してますが、実際に焼型で制作している及鉄鋳造所宝鉄堂の作り方を紹介します。
鉄瓶は鉄瓶本体と蓋と鉉が有り、鉉は鉉専門の職人が作ります。
鉄瓶の蓋は前回紹介しましたので今回は本体の作り方で、鋳型は上部と尻部(下部)に分かれて、本体に付く注ぎ口と鉉の鐶付を別のパーツで作ります。その他に鉄瓶本体の中子の作成も有ります。
具体的な作り方は
・デザイン創作から始まり木型を作成し木型は内側は中子用で肉厚分の外側が鋳型になります。そして作る鉄瓶の 大きさに合った実型を選びます。
・鋳型に挽く砂を振るいに通して粗さを分け、粘土水(はじる)と混ぜて作ります。最初は粗めの砂で徐々に細かくなり最後の表面はマネという粉みたいな砂を作ります。
・実型を下に置き、午に木型を装着して鋳型の中心に置いて、粗い砂から最後の表面はマネで木型を回して挽き、上型と尻部の鋳型を作ります。
・挽き終わった鋳型に紋様と鐶付を押し、乾燥させます。
・乾燥した鋳型を900度位の温度で焼きます。
次に注ぎ口を組み入れる作業が入り、鋳型が出来る前に注ぎ口や鐶付を用意しますが、それも手作業で作ります。
続きは注ぎ口と鐶付の工程から説明します。



