2025/10/15 22:52
搔羽南天鉄瓶は及鉄鋳造所宝鉄堂の新作鉄瓶で、模様の南天の実はこれから冬に掛けて実を付けます。
及鉄鋳造所宝鉄堂の鉄瓶には、季節を感じ、縁起を意味する物の模様があり、搔羽南天鉄瓶もその一つです。
掻羽南天鉄瓶の特徴は鉄瓶の上と尻の境目の部分に鋳バリを作り自然な朽ちていく感じに掻いてデザインして、これからの季節の南天の実を施した平丸形の焼型製鉄瓶です。
及鉄鋳造所宝鉄堂は古来から焼型で作る数少ない工房で、名工及川鉄を継承する2代目鉄及川栄喜が作る南部鉄器です。花鳥風月を詩情とし、侘び寂を感じさせる作品が特徴で、鉄瓶の色は黒も有り炭火で焼き付けて漆で着色し、茶色の錆色は及鉄鋳造所宝鉄堂でならではの深みのある色です。また砂鉄鉄瓶を作る数少ない工房です。
搔羽南天鉄瓶は無病息災の縁起物の南天をあしらい、色は炭火で焼き付けて漆で着色した錆色の鉄瓶です。


