2025/10/03 22:13
南部鉄瓶の伝統的な作り方は焼型で作る鉄瓶で、鉄瓶が出来上がるまで工程が多く有り手間を掛けて手作業で作ります。
焼型で南部鉄瓶の作り方は、鉄瓶の形やデザインが決まったら初めに木型を作ります。木型は手で持つ所を境に上部と尻部に分かれていて、木型を回して挽いて鋳型を作ります。昔は木材で作ていたので木型とよんでいたのですが、今は丈夫なので金属で作り、呼び名はそのままいして木型と呼んでます。
木型の外側の形が鉄瓶の形になり、最初に作った木型は中子のサイズでその木型に鉄瓶の肉厚を足した物で鉄瓶本体の鋳型を作ります。
焼型の鋳型を作るには、午と言う道具に木型を付けて実型を置きます。鋳型を作る材料は砂とはじる(粘土水)を混ぜたドロドロした粘土砂でそれを木型を回しながら実型の中に挽いていきます。最初は粗めの砂で、最後の鋳肌になる表面はマネと言うきめ細やかな砂を使います。

