2025/08/07 22:55
焼型は粘土と砂と水を材料にして作り古来からこの方法でてつが熔かされて鉄製品を作り、産業の発展と共に鋳造法は生型が主流になり焼型で作る工房は減って行きました。
及鉄鋳造所宝鉄堂では焼型で作る鉄器に価値を見出し、焼型一筋に南部鉄器・鉄瓶を作ります。
焼型の作り方は外側の実型は粘土を焼いて作り、その中に砂に粘土水をまぜて練り、木型で回して挽いて作っていきます。紋様を押したり肌を打ったりして完成した鋳型は900度位の温度で焼いて作ります。
焼型で作る南部鉄瓶は手間暇が掛かり多く鉄瓶を作るには難しい製法で、時代と共に大量生産が求められるようになり、焼型から生型へ、そして機械化へ南部鉄器の製造法も発展して行きました。
その中で今でも及鉄鋳造所宝鉄堂は伝統的製法の焼型を継承して本来の鉄の美を追求します。

