2025/07/30 22:42

 南部鉄器・鉄瓶の作り方で大きく分けて鉄を熔かして、鋳型に注いで鉄器の形を作る「ふき」迄の工程とその後の研磨して着色して鉉を組み付けて完成の工程に分かれます。

 及鉄鋳造所宝鉄堂はこの猛暑の中、鉄瓶の研磨などの仕上げも終わり焼き付け漆着色の準備をしながら、次のフキまでの鋳型のセットをしてました。
 以前は夏でも気温が30度位なので鉄を熔かす「ふき」も出来ましたが、今日は38度の気温でこの温度では「ふき」をするのは、覚悟が必要です。
及鉄鋳造所宝鉄堂の着色のこだわりは、炭を熾してその火加減で鉄瓶を焼き付けて漆で着色します。そしてお歯黒を塗り、侘び寂を感じる風合いに仕上げていきます。合成塗料で着色した鉄瓶もありますが、漆で着色した鉄瓶は長く使うほど、独特の艶が出て使う人の歴史を感じます。