2025/06/28 21:51
及鉄鋳造所宝鉄堂は南部鉄器の産地奥州市にある小さい工房で、愚直に昔ながらの焼型だけで南部鉄器・鉄瓶を作る工房です。
昭和の高度経済成長期は大量作れば儲かる時代で、岩手の鋳物工場も機械化が進み焼型から生型生産に変わって行き、伝統的製法の焼型で作る工房の数は減少し、作り方も簡単な作り方に変わって行きました。
その中で及鉄鋳造所宝鉄堂は芸術的価値を南部鉄器を求め、花鳥風月を信条に侘び寂を感じる鉄器を創作し、焼型にこだわり手間を掛けても納得できる良い物と南部鉄器・鉄瓶を作り続けます。
鋳型の材料は今も砂、粘土、水だけで作り、熱源も木炭にこだわり作ります。及鉄鋳造所宝鉄堂の特徴は鋳肌と色にあり、砂の自然の風合いと、炭で焼き付け漆を塗りお歯黒で独特の風合いを出して鉄の自然な色、錆色で表現してます。
及鉄鋳造所宝鉄堂の南部鉄器・鉄瓶は多くの数を作れませんが、今も愚直に作り続けます。

