2025/06/22 21:38

江戸時代から南部鉄瓶は作られ、江戸時代からの作り方を継承している焼型で作る鉄瓶と、近代になり大量に生産する事が出来る生型で作る鉄瓶が有ります。

 南部鉄瓶の伝統的作り方は焼型製法で、及鉄鋳造所宝鉄堂は江戸時代から伝統技術を純粋に継承する残った工房です。焼型製法を継承する工房も作り方は様々で、手間を省き効率的に作る所も有りますが、及鉄鋳造所宝鉄堂は作者が納得できる作品を作る事を大切にして手間暇をかけても純粋に焼型で南部鉄器・鉄瓶を作ります。
 出来るだけ、地元の材料や自然の素材を使い、今でも熱源は木炭で南部鉄器を作ります。
焼型と生型の大きな違いは材料が違い、焼型が砂と粘土と水ですが、生型は砂とベントナイトとでんぷん粉と水が主原料で、焼型は乾燥させて、炭で焼きますが、生型はそのまま混錬して砂を作り、すぐに鋳型を作る事ができます。