2025/06/17 21:38
いよいよ暑い季節がやってきました。熱くて苦労する職場は沢山有りますが、鉄を高温で溶かす南部鉄器の工場や木炭を燃やす工房は辛い季節です。
今日の及鉄鋳造所宝鉄堂は岩手も暑く、正面の古い戸を全開にして鉄瓶の中子をお日様の下で天日干しをしてました。
1番厄介な時期は暑い梅雨の時期で作業環境が悪いのはもちろんですが、湿気が鉄を溶かす時に悪い影響を与えたり、鋳型もすぐに乾いたりします。
南部鉄器・鉄瓶を作るには、火をいつも使い、木炭を燃やして鋳型を焼き、鉄瓶を焼いて酸化皮膜を付けて、焼いて漆で着色します。
夏は鋳物職人には辛抱の季節です。
