2025/06/08 19:11
古来から続く焼型一筋に南部鉄瓶を作る及鉄鋳造所宝鉄堂は数少ない工房で,鋳型の原料は砂と粘土と水だけで、工房近くの山と川から採ります。
粘土は注ぎ口や蓋の摘みの殻を作ったり、粘土に水を混ぜて粘土水を作りこれを「はじろ」と呼んでます。砂は鋳型用と中子用に分けてふるいを通して粒度を分けて適した状況で使います。
及鉄鋳造所宝鉄堂の南部鉄器・鉄瓶の作り方は機械化とは縁が遠く、コツコツと手作業で作ります。手作業で手間暇かけて作る南部鉄器でしか作れない風合いに職人の仕事を感じ、安く多く作る事より、自分の納得できるこだわりのある南部鉄器・鉄瓶を作る事を選びました。
鋳型は木型で挽いて、一つ一つへら押しで文様を作り、文様を押した鋳型は木炭を燃やして900度位の温度で焼いて焼型を作ります。
及鉄鋳造所宝鉄堂は中子もふるいを通した中子用の砂を使い手作業で作り天気の良い日はお日様で、寒い日は炭火で乾燥させます。そして出来上がった鋳型と中子をセットして、熔けた鉄「湯」を注ぎます。鉄が冷えて固まると鉄瓶の形になってます。


