2025/05/25 14:07
鉄瓶には南部鉄瓶以外にも産地があり、購入する時に迷ってしまい、鉄瓶を購入してみたら使い方も迷ってしまいます。南部鉄瓶の本場奥州市の生産者の視点で鉄瓶の選び方のポイントをブログで書いて見ます。
鉄瓶の選び方には使い方や予算、デザインの好みも有りますがしっかり作っている鉄瓶は中は釜焼きをして酸化被膜を施しています。鉄瓶の良さを感じるのは、お湯のまろやかさなので、鉄瓶の中の仕上げがポイントで安価な物や海外産の物は鉄の上にそのまま合成塗料を塗っている物お有ります。
次に価格に見合う鉄瓶ですが、お求め安い鉄瓶は生型で機械を使い作るので、形も制限され文様も味わいが無く機械的な表情で、鋳肌は単純な砂肌です。それなりの高価な鉄瓶は焼型で手作業で作られ、重さが生型製鉄瓶より軽く、注ぎ口の形状の丁寧でお湯の出方も違います。
細かい所では鉉の種類も異なり、鐶付や高価な物は袋鉉など手の込んだ鉉を使用してます。
全体的には、着色も違い焼型は漆で着色して、生型製の鉄瓶は合成塗料で着色している物が多く、鋳肌の表情も機械で作る鉄瓶は味気が無く、手作りの鉄瓶はどこか味わいがあります。
