2025/05/19 22:07
鋳型造形技術の古くは石型や粘土型が使われ、日本の鋳造技術は仏教伝来後高度に発達して、日常生活品や工芸品などが作られ、その鋳造方法は直接石に刻み込み作る鋳型と廻し型を使って川砂と粘土を混ぜて、粘土汁を入れて煉り合せた物を焼いて鋳型を作っていました。
現在の木で模型を作り砂で鋳型を作る方法は18世紀以降のヨーロッパにおいて進歩し、発達し、現在では生型の他ダイカストやシェルモールド法など実用的に利用されてます。
南部鉄瓶の伝統的製法の焼型は江戸時代から伝わり現在も継承されていますが、現在多く作られている鉄瓶は生型で作る鉄瓶で機械で生産ができます。
焼型で作る南部鉄瓶は手間暇が掛かりその工房の数は少なく貴重になってきました。
その一つの工房は奥州市にある及鉄鋳造所宝鉄堂で古来からある焼型を継承し焼型でしか作れない南部鉄器。鉄瓶に魅力を感じ作り続けています。
