2025/05/01 23:07

 今日の夕食のおかずに南部鉄器のフライパンで豚ヒレ肉とマッシュルームを焼きましたが、鉄器は大昔から今も使われ、また鉄瓶や鉄鍋は何年も使い続けることができるのはどうしてでしょう?それには鉄器ならではの理由があるはずです。

 鉄器の中でも南部鉄器は岩手の伝統産業で奥州と盛岡が二大産地です。鉄という金属はいったんため込んだ熱を簡単に逃がさない性質を持っていて保温性が良く、南部鉄器は重いのが欠点ですが、重い分のその厚みが更に保温性を良くしています。またその保温性の良さが鉄器の温度ムラになりにくくしています。
 そして南部鉄器は砂で作った鋳型で作る為、鉄器の表面は砂を写した鋳肌が有り、その鋳肌はデコボコでそれが油の馴染みを良くし、更に隙間に熱い空気が流れ込みくっ付きづらくなり焦げ付きを防ぎます。
 以上のようなことで南部鉄器でお肉などを焼くと表面は良い焼き色がついて美味しく焼き上がり、我が家では焼く料理は南部鉄器が一番です。