2025/04/30 21:05

 及鉄鋳造所宝鉄堂は古来からの焼型で、材料の砂と粘土は奥州羽田の近くにあり、岩手は木炭の産地でそれを材料に鋳型を作り、ほとんどが手作業で南部鉄器・鉄瓶を作ります。

 お昼休みは勤務中の某大手の鋳物工場から自宅に戻り休息を取り、いつも及鉄鋳造所宝鉄堂を覗いて見ます。今日は鉄瓶の着色と鋳型を挽く作業をしていました。及鉄鋳造所宝鉄堂の着色は、木炭を火室で燃やして鉄瓶を焼き付けて漆で着色します。木炭の火加減が及鉄の焼き付けには欠かせないもので、その火加減で漆で着色し、錆色の鉄瓶に仕上げます。
 鋳型は砂を丁寧に手作業で振るいで分けて、それに合った砂を選んで粘土と水を材料に馬と言う道具に木型を付けて鋳型を挽きます。
砂と粘土と水は自然にあり鉄も自然の中にあり、漆も自然の中に自然の素材を職人が心を込めて、南部鉄器・鉄瓶を及鉄は作ります。