2025/04/18 19:02
奥州市羽田町の鋳物は平安時代末期に伝わり約900年の歴史があり、南部鉄器の工場が密集する日本でも特有の鋳物の街です。羽田町には及川の苗字の家がたくさんあり、鋳物屋さんも及何とかという所が多いです。
我が家の初代は江戸時代の享保に生きた及川源右衛門が始まりで、梵鐘工の鋳物師で金ヶ崎のお寺にその梵鐘がまだ有るそうです。及川家は途中鋳物から遠ざかりましたが、及川家10代目の及川鉄が及鉄鋳造所宝鉄堂として鉄器の制作を再興しました。現在は私の叔父の2代目鉄及川栄喜が及鉄鋳造所宝鉄堂を継承してます。
私は12代目ですが、羽田の鋳物は焼型で作る工房は数件だけで、更に後継者は少ないのが現状で、今だからこの及鉄の技術の大切が解かり、この技術を継承して後世に繋ぎさらに地域の発展に貢献していきたいと思ってます。
