2025/04/11 20:14

 及鉄鋳造所宝鉄堂の南部鉄瓶は伝統的製法の焼型で作り、着色は炭火の火加減にこだわり、漆とお歯黒で錆色を表現します。

 鉄はそのままにして置くと自然に錆て、錆色は鉄の自然の姿を表現して、昔は鉄瓶や湯釜は着色しないでそのまま使い、錆が出来たらササラなどで磨き使い続けて、使ていくうちに良い錆色に育ちそれに侘び寂も感じました。
及鉄の錆色は及鉄だけの唯一の色合いで高貴な色でもあり熟練した確かな技術と作品に対する思いがその色を表現し、侘び寂を感じる南部鉄瓶が作られます。
 及鉄の南部鉄器・鉄瓶は砂と粘土から作る焼型で作られ、作り方は手作業で手間暇かけて一つ一つに個性があります。