2025/04/10 19:13

 江戸時代から続く南部鉄瓶の伝統的製法は焼型で作る鉄瓶で、焼型は鉄製品を作る時に使う古来からある鋳造法で及鉄鋳造所では焼型で南部鉄器・鉄瓶を作ります。

 現在は焼型ではなく、生型で作る鉄瓶が多く作られ、焼型で南部鉄器を作る工房は地元には数件だけです。その中の一つが及鉄鋳造所宝鉄堂で昭和の時代に日展に出品、入賞を繰り返し奥州市の南部鉄器に美術的価値を発信してきた唯一の工房です。
 及鉄の南部鉄器・鉄瓶は焼型一筋に作り、今だ手作業で砂と粘土と水を使って作り、焼型で出来る鉄器は侘び寂を感じる鉄器・鉄瓶を表現することが出来ます。