2025/04/03 20:58

ここ奥州市羽田町は約900年の伝統が有り中本かな子の小説「南部鐡瓶工」に描かれた岩手県南唯一の鋳物集団産地です。

羽田町は明治の頃、羽黒堂、田茂山などの旧四ヶ村が合併した江刺郡羽田村に始まり、昭和二十九年に水沢市に合併して羽田町になりましたが、羽田町の中心部は今でも田茂山で、鋳物工場が立ち並んでいます。
今から900年前の平安時代末期に藤原清衡が江刺の豊田城に入り、近江の国から鋳物師を招聘したのが始まりとされここには北上山地の銅鐡資源と北上川水系の良質の砂、そして北上舟運が有り、鋳物の産地として選ばれ、発展して行きました。そして北上川の移行の影響を受けて現在羽田町田茂山に移動してきました。
 そして現在も岩手の南部鉄器の2大産地として発展しています。