2025/04/02 20:33

 南部鉄瓶の焼型は手間を掛けた手作りで、鉄瓶の抜け方によって壊れる箇所が有り、壊れた箇所を砂と粘土と水で修復して再度使う事が出来ます。

 使う回数を重ねると熱などで鋳型の砂がが弱くなり、鋳型を修復するより新型を作った方がいいようになったら、その鋳型を壊して型砂として再利用します。鉄瓶の形や模様で使用できる回数が変わり、高度な技術を要する物は一度っきりで壊れ高価な物になります。
 生型は砂とベントナイトとでんぷんと水が主な材料で、それを混錬して鋳型の砂を作り鉄瓶の模型やプレートに突き固めて鋳型を作ります。その鋳型は短時間で作られ、熔けた鉄を注いで製品を作り、砂を粉砕して再度その砂は使われます。
 焼型は一つの鋳型を手作業で作る為数うぃこなす事ができず、価格も高価になりますが、その鉄瓶は侘び寂があり美術的価値もあります。