2025/03/31 19:47

 南部鉄瓶の侘び寂は焼型でしか表現できない作風で、焼型にこだわり鉄器を作り続ける工房が及鉄で、美と伝統を追求する工房です。

 技術進歩により現在開発された便利な物や簡単に早くできる方法があるのですが、及鉄は今も手間暇を掛けても、美と伝統を大事にして南部鉄器・鉄瓶を作ります。
 及鉄は初代及川鉄が昭和9年に南部鉄器の制作を開始して、昭和の時代日展作家との交流を深め、奥州の南部鉄器に芸術的価値を求め、広めてきました。現在も日展作家である2代目鉄及川栄喜が及鉄を継承し、親子2代の日展作家が作る焼型の南部鉄器は及鉄が唯一無二です。
 花鳥風月の作風で焼型で作る鉄器は侘び寂を感じさせ、その良さを信じて今も一筋に南部鉄器・鉄瓶を作ります。