2025/03/23 21:35

 明治以前の日本の鉄は、砂鉄を原料とするたたら製鉄で銑を作り、鉄製品作ってきましたが、欧米列強に対抗する為の大砲を作る為に洋式高炉による銑鉄が必要になりました。

 日本には豊富な砂鉄が有り、出雲の国のたたら製鉄は有名ですが、たたら製鉄が盛んに行われ、たたら製鉄で玉鋼や銑が作られ、鉄の道具を作ってきました。
 日本は江戸末期にペリー来航で開口を迫られた時、自国にも欧米列強国に対抗する為大砲が必要となり、砂鉄が原料の銑で大砲を作りました。ところが砂鉄が原料の銑では、大砲が割れたりした為、良質の銑鉄が作れる洋式高炉が求められました。
そこで大島高任らが釜石に橋野鉄鉱山を作り、日本最初の洋式高炉による鉄鉱石の製錬に成功しました。