2025/03/19 21:07

 江戸時代から続く南部鉄瓶の作り方は焼型です。焼型は手作業で手間をかけて、砂にはじろ(粘土水)を混ぜ、午(馬)に木型を付けて挽いて作ります。

 焼型で鉄瓶を作る工程数は60程と言われ、焼型の鋳型を作るにも、粗い砂や細かい砂などに篩い分けて最初は粗い砂を使い木型で挽いて作り、最後の表面は「まね」と呼ばれる粉状の砂にはじろを混ぜた物を鋳型の表面に挽きます。
 鋳型を作る道具で木型は、今は金属ですが昔は木で作っていたのでそのままに木型と呼んで、木型を付ける木を組んで作った道具は「うま」と呼んでいます。これも見た目は牛の形に近いと思うのですが、南部藩からの言い方で「うま」と言います。