2025/03/17 19:55

3月も半ばで春の便りも聞こえる中、今日は季節外れの雪が降りましたが、及鉄鋳造所宝鉄堂では、炭を熾して南部鉄瓶を焼き付けて漆の着色をしてました。

一日の仕事の始まりは、火室に炭で火を熾しそこから始まります。炭の熱で鋳型を乾燥させたり、焼いたり、鉄瓶を漆で着色したり、炭は重要な熱源で、炭ならではの熱加減が及鉄の錆色の鉄瓶を表してます。
及鉄の南部鉄瓶の特徴は独特の錆色で、その色具合は熟練した技術でしか表現できず、侘び寂を感じる色具合です。
南部鉄瓶は黒のイメージが強いですが、錆色は鉄の自然な色合いです。