2025/03/10 18:47
南部鉄瓶の伝統的製法の焼型で作る工程は60程と言われ、その作り方はほとんどが手作業です。
お昼時間に工房を覗いて見ると、鉄瓶の鋳型の型挽きをしてました。
焼型の鋳型は鋳型用の砂にはじろ(粘土水)を混ぜたドロドロの砂を、最初は粗めの砂で木型を使って回して挽いて作っていきます。
木型は今は鉄板で作りますが、昔は木で作っていたのでそのなごりで木型と呼んで、午(うま)と言われる道具に付けて使います。
鉄瓶の鋳型の型挽きは粗目の砂から、細かい砂に変わり、表面はマネと呼ばれる粉状の砂で、はじろを混ぜて鋳型を挽き、鋳型を挽く迄には砂を振るいに掛けて分けたり、手間を掛けて鋳型を作ります。
