2025/03/05 21:55

 昔ながらの南部鉄器の製法の焼型で作る奥州市の工房は後継者が少なく、現在5軒程しか残っていません。

南部鉄瓶の焼型製法は手作りで手間が掛かる為、現在のほとんどの南部鉄器・鉄瓶は機械で作られる生型で生産され、伝統的製法の焼型の技術は失われつつ有ります。
 子供の頃から南部鉄器に触れ、若い頃は手作業の焼型で作る南部鉄器は、非効率で時代遅れだと思っていましたが、色々経験と年齢を重ね、手間暇かけて作られる焼型製の鉄瓶の価値と魅力に気付き、その中でも及鉄で作られる焼型の技術は伝統的製法を愚直に継承し、奥州の南部鉄器の工房で唯一の存在です。
 私の目標として貴重な焼型の技術を継承して、自分が理想とする鉄器を作り、生型製の鉄瓶と伝統的焼型の違いをホームページを通して紹介して焼型製の南部鉄瓶の良さ広めていき、小さな南部鉄器の焼型の工房を元気にして未来に繋げて行きます。